結論からお伝えします。Google検索の「AIによる概要」を恒久的にオフにする公式設定は用意されていません。
ただし、実質的に非表示にする方法は3つあります。検索ごとに「ウェブ」タブへ切り替える方法、ウェブ検索を指定したURLをブックマークする方法、ブラウザの拡張機能を使う方法です。
この記事では3つの方法をスマホ・PC・ブラウザ別に説明し、それぞれの向き不向きを整理します。あわせて、なぜ完全には消せないのか、業務端末で気をつけることまで解説します。
Google検索の「AIによる概要」とは何か

そもそも何が表示されているのか?
検索したキーワードに対して、AIが複数のウェブページから情報をまとめて生成した要約回答です。
英語圏では「AI Overview」と呼ばれ、日本語の検索画面では「AIによる概要」と表示されます。要約文の下には、回答の根拠になったページへのリンクが並びます。
従来の検索結果はリンクの一覧でしたが、その手前にAIの要約が挿入される形になりました。機能の詳しい仕組みはAI Overviewとは?仕組みと店舗への影響で解説しています。
なぜオフにしたい人が多いのか?
主な理由は4つです。いずれも「使い方が違う」という話であって、機能の良し悪しではありません。
1つ目は、求めている情報が要約に含まれないケースです。専門的な調べ物や、特定のサイトの記述を確認したい場合、要約は一般論にとどまるため役に立ちません。技術文書や法令の条文を探しているときなどが典型です。
2つ目は、元のサイトを直接読みたいケースです。一次情報を自分の目で確認したい場合、要約を経由するぶん手数が増えます。研究や調査の用途では、要約より原典が必要になります。
3つ目は、表示までの待ち時間です。要約は生成に時間がかかるため、その間に下の検索結果が読み込まれ、画面が動くことがあります。クリックしようとした位置がずれる、という体験につながります。
4つ目は、画面の占有です。特にスマートフォンでは、要約が画面の大部分を占め、通常の検索結果まで何度もスクロールが必要になります。
AIモードとは違うのか?
違います。AIによる概要は自動で表示される要約、AIモードは自分でタブを選んで使う対話形式の検索です。
| AIによる概要 | AIモード | Gemini | |
|---|---|---|---|
| 表示 | 検索すると自動で出る | タブを選んで切り替える | アプリを開く |
| 追加の質問 | できない | できる | できる |
| オフにする必要 | ある(自動で出るため) | ない(使わなければ出ない) | ない |
AIモードとGeminiは、自分で選ばない限り表示されないため、オフにする必要はありません。この記事で扱うのは「AIによる概要」のほうです。AIモードについてはGoogleのAIモードの使い方と店舗への影響をご覧ください。
方法①:「ウェブ」タブに切り替える

最も確実で、今すぐ使える方法です。まずこれを試してください。
スマホでの手順
検索結果ページ上部のタブから「ウェブ」を選ぶだけです。3タップで終わります。
- Googleアプリまたはブラウザで検索する
- 検索結果ページ上部に並ぶタブ(すべて/画像/動画など)を横にスクロールする
- 「ウェブ」を選ぶ
タブが見当たらない場合は、「もっと見る」や三点メニューの中に格納されていることがあります。画面幅やアプリのバージョンによって表示位置が変わります。
PCでの手順
検索窓の下に並ぶタブから「ウェブ」を選びます。
- ブラウザでGoogle検索を実行する
- 検索窓の下のタブ列を確認する
- 「ウェブ」が見当たらなければ「もっと見る」を開く
- 「ウェブ」を選ぶ
切り替えると、AIによる概要を含まないリンク中心の一覧が表示されます。従来のGoogle検索に近い見え方です。
ブラウザによる違いはあるのか?
この方法はGoogle検索側の機能なので、ブラウザを問わず使えます。
Chrome、Safari、Edge、Firefoxのいずれでも同じ手順です。iPhoneのSafariでも、AndroidのChromeでも変わりません。
ただし、Googleアプリ(専用アプリ)とブラウザ版では、タブの並び順や「もっと見る」の位置が異なることがあります。見つからない場合は、もう一方で試してみてください。
この方法の欠点
検索ごとに切り替える必要があり、次の検索では元に戻ります。
1日に何度も検索する方にとっては、この手間が積み重なります。1回3タップでも、1日30回検索すれば90回の操作です。毎回同じ操作をするのが煩わしい場合は、次の方法②を検討してください。
方法②:ウェブ検索を指定したURLをブックマークする

初回の設定だけで済み、外部のソフトウェアに依存しない方法です。3つの中で最もおすすめします。
仕組みと手順
「ウェブ」タブに切り替えたときのURLには、その表示形式を指定するパラメータが含まれています。これを利用します。
- まず方法①で「ウェブ」タブに切り替える
- そのときのブラウザのアドレスバーのURLをコピーする
- URLの中に含まれる表示指定のパラメータを確認する
- そのURL形式をブックマークに登録する
次回以降、そのブックマークから検索を始めれば、最初からウェブ表示になります。
ブラウザの検索エンジンとして登録する
より快適にしたい場合は、ブラウザの検索エンジン設定に登録する方法があります。
ChromeやEdgeなどのブラウザには、任意の検索URLを既定の検索エンジンとして登録する機能があります。ここにウェブ表示を指定したURL形式を登録すれば、アドレスバーから検索するだけで常にウェブ表示になります。
設定場所はブラウザによって異なりますが、多くは「設定」→「検索エンジン」→「検索エンジンを管理」から追加できます。登録時には、検索語が入る位置を示すプレースホルダーを含めたURL形式を指定します。
スマホでの応用
iPhoneやAndroidでは、ウェブ検索を指定したURLをホーム画面に追加しておく方法が使えます。
Safariであれば共有メニューから「ホーム画面に追加」、Chromeであればメニューから「ホーム画面に追加」を選びます。アイコンをタップすればウェブ表示の検索画面が開きます。
ただし、スマホのブラウザは既定の検索エンジンをカスタムURLに変更できないことが多く、PCほど自由度は高くありません。
注意点:Googleの仕様変更でパラメータの挙動が変わる可能性があります。ある日突然AIによる概要が表示されるようになった場合は、方法①で現在のURLを取り直して再登録してください。この記事は2026年9月時点の情報をもとにしています。
方法③:ブラウザの拡張機能を使う

どんな拡張機能があるのか
AIによる概要を自動で非表示にする拡張機能が、Chromeウェブストアなどで公開されています。
仕組みは、ページ上の該当する要素を検出して隠すというものです。設定さえすれば、以降は自動で処理されるため手間がかかりません。
PCで頻繁に検索する方には最も快適な方法ですが、後述する確認事項があります。
導入前に確認すべき3点
拡張機能は、閲覧しているページの内容を読み取る権限を持つ場合があります。導入前に必ず確認してください。
1点目は、開発元が明示されているか。誰が作ったか分からない拡張機能は避けてください。開発元のサイトやプライバシーポリシーが公開されているかを確認します。
2点目は、要求している権限の範囲。検索ページだけでなく「すべてのサイトのデータの読み取りと変更」を求めるものは、必要性を慎重に判断してください。AIによる概要を隠すだけなら、Google検索のページだけで足りるはずです。
3点目は、レビューと更新日。更新が長期間止まっているものは、Googleの仕様変更に追随できていない可能性があります。直近数か月以内に更新されているかを見てください。
業務端末をお使いの方へ
会社で管理されている端末の場合、拡張機能の導入前に情報システム担当者に確認してください。業務端末では導入自体が制限されていることがあります。
また、拡張機能が閲覧内容を読み取る権限を持つ場合、社内の情報管理規程に抵触する可能性があります。個人の判断で入れる前に、社内ルールを確認することをおすすめします。
3つの方法の使い分け

| 方法 | 手間 | 安定性 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ①ウェブタブ | 検索ごとに操作 | 高い | たまに消したいだけの人 |
| ②URLブックマーク | 初回だけ設定 | 中(仕様変更で要再設定) | 常に消したいが拡張機能は入れたくない人 |
| ③拡張機能 | 初回だけ設定 | 中(更新に依存) | PCで頻繁に検索し、権限を確認できる人 |
迷う場合は②をおすすめします。初回の設定だけで済み、外部のソフトウェアに依存しないためです。スマホがメインの方は、まず①を試してから判断してください。
業務端末をお使いで、拡張機能の導入に制限がある場合も②が現実的な選択肢になります。
検索設定からオフにできないのか

設定画面に項目はあるのか?
Google検索の設定画面に、AIによる概要を個別にオフにする項目は用意されていません。
検索設定には、セーフサーチ、検索結果の言語、地域設定、1ページあたりの表示件数といった項目があります。しかしAIによる概要はこれらとは別の扱いで、オンオフを切り替える項目が存在しません。
「設定のどこかにあるはず」と探して見つからない、という声をよく聞きますが、探しても見つかりません。この点を先に知っておくと、無駄な時間を使わずに済みます。
なぜ完全にはオフにできないのか?
AIによる概要は検索機能の一部として提供されており、個別に無効化する手段が公式には用意されていないためです。
これは仕様であって、不具合ではありません。Googleは検索体験の一部としてこの機能を組み込んでおり、ユーザー側で恒久的に無効化する選択肢を提供していません。
そのため、この記事で紹介した3つの方法は、いずれも「表示形式を切り替える」か「表示された要素を隠す」というアプローチになります。根本的にオフにしているわけではありません。
仕様変更で使えなくなる可能性
方法②と③は、Googleの仕様変更で動作しなくなる可能性があります。
URLパラメータの挙動が変われば②は効かなくなり、ページ構造が変われば③の拡張機能も追随が必要になります。
この点は理解したうえでご利用ください。動作しなくなった場合は、方法①に戻れば確実です。方法①だけは、Google側が提供している正規のタブ切り替えなので、仕様変更の影響を受けにくいという利点があります。
サイトを運営している方への補足

自分の画面で消しても、お客様の画面には表示されている
非表示設定はあくまで自分の閲覧環境の話です。集客への影響を消すものではありません。
店舗やサービスを運営されている方の中には、「AIによる概要が邪魔だから消した」という方もいらっしゃいます。それ自体は問題ありません。
ただし、お客様の画面では変わらず表示されています。自分が見なくなっただけで、検索結果の見え方が変わったわけではありません。
むしろ、自分の画面で消してしまうと、自社が検索されたときにAIがどう答えているかを確認できなくなります。ここは切り分けて考えてください。
むしろ確認しておきたいこと
自社名や自社の主要キーワードで検索したとき、AIによる概要に何が書かれているかを一度確認してください。
確認はシークレットウィンドウで行います。普段のブラウザではログイン情報や閲覧履歴が反映され、実際とは違う結果が出るためです。
見るポイントは3つです。
1つ目は、自社の情報が正確に書かれているか。営業時間や料金が古いまま紹介されていないか。
2つ目は、引用元として自社が挙がっているかどうか。挙がっていない場合、代わりに誰が挙がっているか。
3つ目は、競合と比較される文脈になっていないか。「〇〇と△△の違い」といった形で言及されている場合、その比較軸が自社に不利になっていないか。
情報が間違っていた場合の対処
AIに直接訂正を求める窓口はありません。元になっている情報源を正してください。
手順は3つです。まずGoogleビジネスプロフィールを開き、営業時間・住所・電話番号・サービス内容が正しいかを確認して修正します。次に自社サイトの表記を同じ内容に揃えます。最後にポータルサイトや予約サイトの掲載情報も確認します。
よくあるのは、「数年前に変更した営業時間が、どこか1か所だけ古いまま残っている」というケースです。AIは複数の情報源を参照するため、1か所でも古い情報が残っていると、そちらを採用してしまうことがあります。
なお、AIによる概要の表示下部にはフィードバックを送る機能が用意されています。明らかな誤りがある場合は報告できますが、即座に修正されるものではありません。根本的な対処は情報源を正すことです。確認の手順はAI Overview計測方法|無料でやる手順にまとめています。
自社がAI検索でどう紹介されているか、気になった方へ
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Google検索のAIに関するよくある質問

Google検索のAIによる概要を完全にオフにできますか?
アカウント設定で恒久的にオフにする項目は用意されていません。検索ごとに「ウェブ」タブへ切り替えるか、ウェブ検索を指定したURLをブックマークして使う形が現実的な方法です。
スマホでAIによる概要を非表示にする方法はありますか?
検索結果ページ上部のタブから「ウェブ」を選ぶと、AIによる概要を含まないリンク一覧に切り替わります。タブが見当たらない場合は「もっと見る」の中を確認してください。
なぜAIによる概要をオフにしたい人が多いのですか?
求めている情報が要約に含まれない、元のサイトを直接確認したい、表示までの待ち時間が気になる、といった理由が挙げられます。専門的な調べ物をする場面では従来型の一覧のほうが速いことがあります。
AIによる概要をオフにすると検索結果の内容は変わりますか?
ウェブタブに切り替えると、要約や一部の特殊な表示枠が省かれ、リンク中心の一覧になります。掲載されるサイト自体が大きく入れ替わるわけではありません。
検索設定からオフにすることはできますか?
Google検索の設定画面にAIによる概要を個別にオフにする項目は用意されていません。セーフサーチや検索結果の件数といった項目とは別の扱いになっています。
iPhoneのSafariでもオフにできますか?
できます。検索結果ページ上部のタブから「ウェブ」を選ぶ方法はブラウザを問わず使えます。ウェブ検索を指定したURLをホーム画面に追加しておく方法も有効です。
会社のパソコンで拡張機能を入れても大丈夫ですか?
業務端末では拡張機能の導入が制限されていることがあり、情報システム担当者への確認が必要です。拡張機能は閲覧ページの内容を読み取る権限を持つ場合があるため、社内規程を確認してください。
まとめ|まずは「ウェブ」タブを試すのが確実

Google検索のAIによる概要を恒久的にオフにする公式設定はありません。検索設定を探しても項目は見つかりません。
実質的に非表示にする方法は3つでした。方法①はウェブタブへの切り替え。検索ごとの操作が必要ですが、確実で今すぐ使え、仕様変更の影響も受けにくい方法です。方法②はウェブ検索を指定したURLのブックマーク。初回の設定だけで済み、外部ソフトに依存しません。方法③は拡張機能。手間はかかりませんが、権限と開発元の確認が必要で、業務端末では社内規程の確認も要ります。
迷う場合は②をおすすめします。スマホがメインの方は、まず①を試してから判断してください。
そしてサイトを運営されている方は、非表示設定と集客への影響を切り分けてください。自分の画面で消しても、お客様の画面には表示されています。むしろ一度、シークレットウィンドウで自社名を検索して、AIが何と答えているかを確認してみてください。情報が古いまま紹介されている場合、対処は情報源を正すことです。
