結論からお伝えします。AIモードは、Google検索を対話形式で使える機能です。使い方自体は数タップで覚えられます。
ただ、店舗を経営されている方に本当にお伝えしたいのは使い方ではありません。「自分の店が、AIモードでどう紹介されているか」を一度確認していただきたいということです。
この記事では、AIモードの開き方をスマホ・PC別に説明したうえで、自店の扱われ方を確認する3つの質問文をお渡しします。所要10分です。
GoogleのAIモードとは?通常検索との違い

AIモードとAI Overview(AIによる概要)は何が違うのか?
AI Overviewは通常の検索結果の上に出る要約、AIモードは検索そのものが対話になる別画面です。
| AI Overview | AIモード | |
|---|---|---|
| 表示場所 | 通常の検索結果の最上部 | 専用のタブ・画面 |
| 使い方 | 検索すると自動で表示される | タブを選んで切り替える |
| 追加の質問 | できない | 会話を続けて掘り下げられる |
| 下の検索結果 | そのまま残る | 回答が主役になる |
使い分けとしては、ざっと調べたいときはAI Overview、条件を絞り込みながら比較したいときはAIモード、というイメージです。
店舗側の視点で言えば、AIモードのほうが影響は大きくなります。ユーザーが「駐車場がある店」「子連れOKの店」といった条件を追加で重ねていくため、条件に合う情報を持っていない店舗は途中で候補から外れるからです。
AIモードとGeminiは何が違うのか?
AIモードはGoogle検索の中の機能、GeminiはAI単体のサービスです。入口が違います。
AIモードはGoogle検索の画面から使い、検索結果と地続きになっています。Geminiは独立したアプリやサイトとして提供されており、検索以外の作業にも使われます。
店舗経営者の立場で気にすべきは、どちらでも「近くの〇〇」を尋ねられる可能性があるという点です。入口が増えたぶん、自店の情報が正確に整っているかの重要性が上がっています。
AIモードは無料で使えるのか?
Google検索の機能として提供されており、利用にあたって追加の料金は発生しません。
ただし、提供状況は地域やアカウントの状態によって異なる場合があります。表示されない場合の対処は後述します。
AIモードの使い方(スマホ・PC別の手順)

スマホのGoogleアプリでAIモードを開く手順
検索結果ページの上部にあるタブから切り替えるだけです。
- Googleアプリを開く(またはブラウザでGoogle検索を開く)
- 調べたいことを入力して検索する
- 検索結果ページの上部に並ぶタブ(すべて/画像/動画など)の中から「AIモード」を選ぶ
- 回答が表示されたら、続けて質問を入力して掘り下げる
慣れれば5秒の操作です。初回だけ、タブがどこにあるかを探すのに少し時間がかかるかもしれません。
PCのブラウザでAIモードを開く手順
スマホと同じく、検索結果ページ上部のタブから切り替えます。
- ブラウザでGoogle検索を開く
- 調べたいことを入力して検索する
- 検索窓の下に並ぶタブから「AIモード」を選ぶ
- 回答の下部にある入力欄から、続けて質問する
PCのほうが画面が広く、引用元のリンクも確認しやすいため、自店の扱われ方をチェックする用途にはPCをおすすめします。
AIモードが表示されないときに確認すること
確認すべきは4点です。順に試してください。
1点目、Googleアカウントにログインしているか。ログアウト状態では利用できないことがあります。
2点目、Googleアプリまたはブラウザが最新版か。古いバージョンではタブ自体が表示されません。
3点目、言語と地域の設定。設定が海外になっている場合、提供状況が変わることがあります。
4点目、そのキーワードで提供対象になっているか。すべての検索でAIモードが使えるとは限りません。別のキーワードで試してみてください。
AIモードを店舗オーナーが使うべき本当の理由

ここからが本題です。使い方を覚えるだけでは、経営に活きません。
自店がAIモードでどう紹介されているか確認する3つの質問文
次の3つを、シークレットウィンドウで試してみてください。所要10分です。
①「〇〇(地域名)でおすすめの△△(業種)を教えてください」
②「〇〇(地域名)で△△(自店の強み・特徴)に対応している店はありますか?」
③「(自店名)はどんな店ですか?」
読み方はシンプルです。①で自店が挙がれば、基本的な情報は届いています。②で挙がれば、自店の特徴が正しく認識されています。③で正確な説明が返ってくれば、情報の一貫性が取れています。
必ずシークレットウィンドウ(プライベートブラウズ)で試してください。普段お使いのブラウザでは、ログイン情報や過去の閲覧履歴が反映され、実際より自店に有利な結果が出ます。「うちはちゃんと出ている」と誤解する原因になります。
結果は日付とあわせてメモに残してください。3か月後に同じ質問を投げて比較すると、改善の効果が確認できます。
競合店と比較されたときに何が根拠にされているのか?
Googleビジネスプロフィールの店舗情報、口コミ、そして各所に掲載された店舗情報です。
ここで多くの方が誤解されるのが、「自社サイトのデザインが良ければ選ばれる」という考え方です。実際には、AIは構造化された店舗データとテキスト情報を照合しています。サイトの見た目そのものは判断材料になりません。
①の質問で競合が挙がって自店が挙がらなかった場合、その競合のGoogleビジネスプロフィールを見てください。カテゴリの設定、サービス内容の記載量、口コミの数と内容、写真の枚数。この4点を自店と比べると、差がどこにあるかがほぼ分かります。
店舗情報の整備についてはGoogleビジネスプロフィールとはで詳しく解説しています。
間違った情報が答えられていたらどうすればいいのか?
AIに直接訂正を求めるのではなく、元になっている情報源を正してください。
手順は3つです。まずGoogleビジネスプロフィールを開き、営業時間・住所・電話番号・サービス内容が正しいかを確認して修正します。次に自社サイトの表記を同じ内容に揃えます。最後にポータルサイトや予約サイトの掲載情報も確認します。
よくあるのは、「数年前に変更した営業時間が、どこか1か所だけ古いまま残っている」というケースです。AIは複数の情報源を参照するため、1か所でも古い情報が残っていると、そちらを採用してしまうことがあります。
修正後、Googleビジネスプロフィールの変更は比較的早く反映されますが、他の掲載先は時間がかかる場合があります。3か月後に再度3つの質問を投げて確認してください。
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AIモードの普及で店舗集客はどう変わるのか

「近くの〇〇」検索の答えは何から作られているのか?
Googleビジネスプロフィールの情報が中心で、そこに口コミと第三者サイトの掲載情報が加わります。
これは、これまでのMEO対策で見てきた要素とほぼ同じです。つまり、AIモードが普及しても、店舗がやるべきことが根本から変わるわけではありません。
変わるのは、露出できる店舗数です。従来のマップ検索では複数の店舗が一覧で並びましたが、AIの回答では言及される店舗が3〜5件程度に絞られます。選択肢の数が減るぶん、情報の精度がより効いてくるという構造です。
Googleビジネスプロフィールの重要性はむしろ上がる
参照される情報源が絞られるほど、そこに載っている内容の質が結果を左右します。
優先して手を入れるべきは4点です。カテゴリが業種と合っているか。サービス内容の欄が空欄になっていないか。営業時間が最新か。写真が登録されているか。
特にサービス内容の欄は、多くの店舗で空欄のまま放置されています。ここはAIが店舗の特徴を判断する直接の材料になるため、提供メニューや対応範囲を具体的な言葉で埋めてください。
あわせて、口コミへの返信も見直してください。返信文は店舗側が書けるテキスト情報です。「ありがとうございました」だけの定型文では情報量がゼロですが、「駐車場は3台分ございます」といった事実を添えれば、それ自体が情報として蓄積されます。詳しくはMEO対策における口コミの重要性をご覧ください。
AIモードに関するよくある質問

Google検索でAIモードを使うにはどうすればいいですか?
Googleアプリまたはブラウザで検索した後、検索結果ページ上部のタブから「AIモード」を選ぶと切り替わります。表示されない場合は、アプリを最新版に更新し、Googleアカウントにログインした状態で再度お試しください。
AIモードとAI Overviewは何が違いますか?
AI Overviewは通常の検索結果の最上部に表示される要約で、AIモードは検索そのものが対話形式になる別の画面です。AIモードでは追加の質問を重ねて掘り下げられる点が大きな違いです。
AIモードは無料で使えますか?
Google検索の機能として提供されており、利用にあたって追加の料金は発生しません。ただし提供状況は地域やアカウントによって異なる場合があります。
AIモードで自店の情報が間違っていたらどうすればいいですか?
まずGoogleビジネスプロフィールの情報を正しい内容に修正し、自社サイトやポータルサイトの表記も揃えてください。AIは複数の情報源を参照するため、元になっている情報を正すことが根本的な対処になります。
まとめ|まずは自店の名前でAIモードを試すことから

AIモードは、Google検索を対話形式で使える機能です。検索結果ページ上部のタブから切り替えるだけで、スマホでもPCでも使えます。
ただ、店舗を経営されている方にとって重要なのは操作方法ではありません。自分の店がどう紹介されているかを知ることです。
3つの質問を振り返ります。「〇〇でおすすめの△△を教えてください」「〇〇で△△に対応している店はありますか?」「(自店名)はどんな店ですか?」。シークレットウィンドウで試して、結果をメモに残してください。
そして、結果が思わしくなかった場合の対処もはっきりしています。Googleビジネスプロフィールの空欄を埋め、サイトとポータルサイトの表記を揃える。これだけです。費用はかかりません。
AIモードは新しい機能ですが、店舗がやるべきことは大きく変わっていません。今日、10分だけ時間を取って、自店の名前で試してみてください。
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