Instagramを使った集客方法について知りたい、企業経営者・担当者の方もいるのではないでしょうか。ターゲットに対して効果的にリーチしたいと思っているものの、どんな施策を行えば効果的なのか、分からず迷っている人もいるかもしれません。
集客のためにInstagramを運用しようと考えている人向けに、運用のコツについて詳しく説明します。運用を実践的に行うためにも、集客のコツを押さえたインスタ運用を検討するようにしてみてください。
集客におけるInstagram運用の重要性

Instagram運用は、ビジネスの集客にとって重要な役割を担っています。
近年、SNSの利用者が増加し、性別や年齢層も幅広くなっています。以前はInstagramといえば、若い女性をメインに使われているものというイメージがありました。現在は、男女関係なく30代・40代の利用者も増え、幅広いターゲット層にリーチできるようになっています。
また、Instagramの特徴として他のSNSとは違い写真や動画で、視覚的にアピールしやすいことでも知られています。商品(サービス)の購入や消費までのすべてをアプリで完結することができます。決済機能こそついていないものの、ショップ機能がついているのでECサイトへの誘導もスムーズです。
Instagramは、モノだけでなく、グルメ・ホテルなどの消費に対してもアプリで完結することができます。Instagramのマップ機能も集客には欠かせない機能として知られています。
Instagram運用前におさえておくべき基本

Instagram運用は、ビジネスで集客力を強化するためにも有効的な方法です。
ただし、Instagram運用を始める前に、押さえておくべき基本があります。基本を押さえないまま運用を始めても、思ったような成果が得られなくなってしまいます。Instagram運用前に押さえておくべき基本について、詳しく説明します。
「ターゲット」と「KGI・KPI」の設定
Instagram運用は、事前に「ターゲット」と「KGI・KPI」について設定しておくのをおすすめします。
事前に運用の目標となるKGI(経営目標達成指標)を決めます。さらに、KGIの達成度合いを把握するためのKPI(経営目標達成指標)を決めるようにしてください。できるだけ具体的な数値を設定することで、目標をどの程度達成しているのかがわかりやすくなります。
また、目標を設定したあとは「ターゲット」を設定します。集客したいターゲットに興味をもってもらうためには、ニーズにあった投稿を行う必要があります。どんなInstagramを見ているのか、想像するとイメージしやすくなると思います。
ビジネスアカウントの作成とプロフィールの充実
Instagram運用前に、プロアカウントの「ビジネスアカウント」に変更しておきます。ビジネスアカウントには、個人アカウントにはない便利な機能が充実しています。例えば、インサイト機能や、アカウントのカテゴリ設定、アクションボタンの設置、ショッピング機能などの機能が使えます。ちなみにビジネスアカウントへの切り替えは、プロフィールの設定にある「アカウント」から選択できます。
また、ビジネスアカウントを作ったあとはプロフィールを充実させるのもポイントです。一番上部に表示されるプロフィール写真は、企業のロゴやブランド、商品などの目をひくものにします。名前やカテゴリの設定も適切なものを選び、アピールできるようにしていきましょう。
チェックすべき指標の確認と仕組みづくり
Instagramのビジネスアカウントを作成して、運用しているだけでは「真のInstagram運用」とは言えません。あらかじめチェックするべき指標を理解するのはもちろん、常に数値を追い分析できるような仕組みを作っておくことも大切です。Instagramのフォロワーが減ったときに、理由がわからないと対策のしようがありません。例えば、ホーム率やプロフィールのクリック数、エンゲージメント率などの指標を確認するようにしましょう。
集客の最大化に向けたInstagram運用のコツ7選

Instagram運用の基本を踏まえ準備が完了したら、実際に運用を開始します。Instagram運用によって集客ができるかどうか、伸ばせるかどうかはどれだけコツを押さえているかどうかによって変わってきます。これから紹介するコツをどれほど実践できたかが鍵となります。
具体的にどんなコツがあるのか、詳しく解説していきたいと思います。
ストーリーズ・リール投稿を積極的に活用する
Instagram運用では、ストーリーズやリール機能を使った定期的な投稿が欠かせません。イベントのお知らせやキャンペーン情報など様々な情報を伝えることができます。ユーザーとのコミュニケーションの活性化にも繋がり、質問するための機能もついています。
Instagramの特徴として日にちを空けると、インプレッションが下がってしまいます。安定的なインプレッションを維持するためにも、できるだけ毎日投稿するのをおすすめします。
「保存されること」を意識したコンテンツを作成する
Instagram運用では、多くのユーザーにリーチしてもらうためには上位表示されることが大切です。特に「いいね」や「保存」は上位に表示させるためには欠かせません。それだけ、有益な情報が含まれている投稿であること、後から見直したいと思えるような投稿にすることで、保存数を上げていきます。できるだけ「保存されること」を意識したコンテンツを作成するようにしてください。
コンバージョンにつながる導線を設置する
Instagram運用では、コンバージョンに繋がるための導線を設置するようにしてください。ビジネスアカウントが成長すれば、見てくれる数も増えいいねやフォロワー数も増えていきます。ただ、コンバージョンに繋がる導線がないと集客には効果的とはいえません。商品(サービス)購入のためのアクションボタン、公式サイトやECサイトのURLリンクを設置しておきましょう。
適切なハッシュタグ・ジオタグを設置する
ユーザーが情報を収集するために必要になるのが、ハッシュタグ・ジオタグです。実際にハッシュタグを使って検索している人も多く、ニーズや自社商品と関連性のあるハッシュタグをリスト化し投稿に振り分けるようにしましょう。ユーザーがどんな投稿を見ているのかを意識すると、イメージしやすくなります。幅広いユーザー層にアピールするためにも、適切なハッシュタグをつけるようにしましょう。
他SNSと連携する
Instagramを他のSNSと連携させることで、投稿の露出を増やすことができます。なかでもInstagramはTikTokとの相性が良いといわれており、リーチの幅を広げやすいことでも知られています。最初は別々に運用していたとしても、連携させることを視野にいれるとよいでしょう。他のSNSの特徴も踏まえたうえで、集客を見据えて連携するようにしてください。
ユーザーと積極的にコミュニケーションをとる
Instagramでユーザーと積極的にコミュニケーションを取る方法もあります。CRM対策と呼ばれているものになり、顧客を一番に考えビジネス管理を行い利益を出していきます。フォロワーを獲得できたかだけでなく、離れることなくリピーターになってもらうための方法です。Instagramを使って、ユーザーと積極的にコミュニケーションをとるようにしていきましょう。参加型キャンペーンの実施も有効です。
インサイト機能を用いて仮説検証を繰り返す
Instagram運用では、インサイト機能を使いデータをもとに分析していきます。インサイトとは、Instagramが公式に提供しているものになり、誰でも無料で使用できます。ユーザーの移り変わりも激しいため、インサイトを使い、ユーザーのリアクションやインプレッション数などの解析を行います。何度も分析を繰り返すことで、より効果的な集客に繋げることができます。
まとめ

Instagramはただ運用するだけでなく、基本を理解しコツを押さえた施策を行う必要があります。ストーリーズ・リール投稿や、コンバージョンに繋がる導線、ハッシュタグやジオタグ、他のSNSとの連携などを積極的に行うようにしていきましょう。また、何度も検証を繰り返すことが集客できるInstagram運用に繋がっていきます。ユーザーとのコミュニケーションも積極的に取りつつ運用していきましょう。