Instagram広告のターゲティングとは?その種類と効果を高めるコツを解説!

Instagram広告を出したいと考えている人のなかには、効果的に運用するためにターゲティングをどうしたらいいのか迷っている人もいると思います。一言でターゲティングといっても種類がありますし、ただ施策を行っただけでは効果は期待できません。Instagram広告のターゲティングで覚えておきたいコツについても、詳しく紹介していきます。Instagram広告のターゲティングについてしっかりと把握しましょう。

そもそもターゲティングとは?

ターゲティングとは、顧客を明確に特定したうえで広告を運用する方法です。事前に対象を絞り込むことで効果を高め、無駄な広告費をかけずに削減する方法です。どんなにお金をかけて広告を出したとしても、見込み客にならない相手では、契約や購入には繋がらなくなってしまいます。広告費を無駄に消耗するだけになってしまうため、効果的な施策とはいえなくなってしまいます。特にインターネットで行うマーケティングは対象が広いのもあり、ターゲティングをしっかりと行わないと効果が弱まってしまいます。ターゲティングを行い、広告パフォーマンスを高められるようにしていきましょう。

Instagram広告とは

Instagram広告とは、Instagram上で配信される広告のことをいいます。20代~30代のユーザー層が多く、アプリの利用率も高いため若年層をターゲットにした企業はInstagram広告が欠かせません。また、Instagram広告はユーザーとの双方性も期待できますし、コミュニケーションツールとしてはもちろん、アンケート広告やECに遷移させることもできます。Facebook広告と同じMeta社によって提供されているため、ターゲティングを活用できる特徴があります。

Instagramでのターゲティング設定方法

Instagramでのターゲティング設定は、Facebook広告マネージャーを利用できます。事前にInstagramのビジネスアカウントが必要になります。Meta社のビジネスマネージャに、Instagramのプロアカウントを追加することで、ターゲティングの設定もできるようになります。他に、広告に必要な画像や動画を用意して、目的を決めていきます。

Instagram広告のターゲティングの特徴

Instagram広告におけるターゲティングには、他のSNSとは異なる特徴があります。

SNSごとに最適な取り組みを行うためにも、それぞれの広告のターゲティングについて理解する必要があります。Instagram広告のターゲティングの特徴を詳しく説明していきたいと思います。

Facebookのデータを活用できる

InstagramとFacebookはどちらもMeta社のサービスです。そのためInstagram広告を出稿するためには、Facebook広告のシステムを使えるようになります。Facebookはビジネス利用も多く、実名でしか登録できない特徴があります。匿名で登録できる他のSNSと比較してもデータの信ぴょう性が高く精度の高いターゲティングを実現してくれます。特にInstagramは個人情報の入力が少ないのもあり、Facebookと連携することでユーザーの生年月日や年齢をもとにターゲティングができるようになります。ただし、ユーザー自身が、InstagramとFacebookの連携を設定していないと対象にはなりません。Facebookのデータを活用できるのは、ペルソナが明確に決まっている企業だからこそです。

より細かなターゲティングが可能

Instagramは、ユーザーの興味・関心をもとに繋がるSNSです。日頃見ているInstagramのページから学習する仕組みが備わっているためです。また、前述でもお伝えしたようにInstagram広告のターゲティングでは膨大なユーザーデータをもとにしてターゲットを決めることもできます。精度の高いデータと興味関心のデータがあわさることで、精度の高いセグメントによるターゲティングにも繋がります。

Instagram広告のターゲティングの種類

Instagram広告のターゲティングにも種類があります。

・コアオーディエンス

・カスタムオーディエンス

・類似オーディエンス

ターゲティングは種類が多いのもありますが、名称もInstagramに特化しているものばかりなのもあり、わからない人も多いと思います。ここでは、Instagram広告のターゲティングの種類について、詳しく解説していきます。

コアオーディエンス

Instagram広告のコアオーディエンスは、個人の属性(地域・年齢・性別・属性)などの内容から、興味・関心によってターゲティングする方法です。

主に、「ユーザー属性ターゲティング」「インタレストターゲティング」の2種類があります。

ユーザー属性ターゲティングでは、

・地域

・年齢

・性別

・属性

が設定できるのも特徴です。

地域は、登録されている住所や位置情報をもとに特定のエリアにいるユーザーを、ターゲティングもしくは除外できるようになります。市区町村レベルに細かく指定でき、地図を使って範囲を指定することもできます。目的に合わせて選択でき、この地域に住んでいる人や周辺にいた人、最近この地域にいた人などを指定して、一時的に滞在していた観光客にも広告表示できるようになります。

年齢は、登録したユーザーの生年月日を元にターゲティングを行います。1歳刻みで指定できるものになり、13歳~65歳の範囲でまとめられています。ただ、年齢においてはFacebookやInstagramを連携していない人や、生年月日を登録していないと年齢を把握できません。アカウントの情報を元に年齢を推測して、ターゲティングを行うようになります。

性別は、「男性」「女性」「すべて」が選択できます。登録していない場合は、ある程度推測した範囲でのデータを使うことになります。

属性は、「学歴」「ライフイベント」「収入」「子どもの有無」「交際」などのデータをもとにしてターゲティングを行うようになります。

インタレストターゲティングではカテゴリごとに興味・行動が設定できます。パーソナルな情報をもとに設定していくこともあり、効果的なターゲティングができるようになります。Instagram広告では「いいね」をしたページから興味・関心を洗い出し、自社の広告に興味を持ってくれそうなユーザーにターゲットを絞っていきます。行動も、種類が多く思い描いた通りのターゲティングに繋がります。

カスタムオーディエンス

すでに獲得している顧客情報をもとに、ターゲティングを行う機能のことをいいます。例えば「電話番号」「メールアドレス」「FacebookのユーザーID」「Apple広告用ID」などの情報をもとに広告を配信するなどのターゲティングを実現します。アクションを起こしてくれたユーザーにのみ広告を配信することもできるので、目的に合わせて使いやすいのも特徴です。

類似オーディエンス

類似オーディエンスは、Instagram広告のなかでも非常に効果が期待できる方法です。カスタムオーディエンスの顧客情報をもとにして、ターゲティングを行います。自社で持っている顧客に近いユーザーにターゲットを絞ったうえで広告が配信できるようになります。見込み客に広告を届けたいと考えている人にも使いやすいのが、類似オーディエンスの特徴です。

Instagram広告のターゲティングのコツ

Instagram広告のターゲティングを効果的に行うためのコツを紹介します。意識するべき重要なポイントともいえる部分になりますので、ターゲティングを行うときに重要なコツとして覚えておきましょう。

明確にペルソナを設定する

Instagram広告のターゲティングを行う場合、ペルソナの設定も非常に大切です。そもそもペルソナとは、自社商品やサービスにおける典型的なユーザーのイメージ像のことをいいます。さまざまなターゲティングの方法があるからこそ、ペルソナが決まっていないとどのターゲティングを採用すればいいのかわからなくなってしまったり、成果が出なくなるなどの費用対効果にも影響してしまいます。

具体的にどんなユーザーが商品やサービスを購入し、利用してくれているのかペルソナに落とし込んで考えましょう。例えば、ユーザーの「年齢」「性別」「趣味嗜好」「住所」「購買履歴」などを考え、顧客のイメージを詳細に抱きだしていきます。具体的に届けるべき広告が見えてくるからこそ、効果的なターゲティングに繋げることもできます。

ターゲットに合った広告の種類を選ぶ

ターゲットに合うコンテンツを提供できるかどうかも重要になってきます。

Instagram広告には種類があるため、適切なものを選ぶ必要があります。

・写真広告

・動画広告

・カルーセル広告

・コレクション広告

・ストーリーズ広告

5つの広告それぞれに特徴も変わってきます。

選択した広告が企業がイメージしているターゲット層に合致しているかどうかを考えることが、Instagram広告のターゲティングのコツともいえます。

ただし、ターゲットにぴったりと当てはまるようなターゲティングを設定してしまうと、届けられる範囲も狭まってしまうおそれがあります。設定が適切かどうかを判断しながら、ターゲットにあった広告の種類を選択できるようにしておきましょう。

異なるターゲティングの種類で同時に配信してみる

どの方法でも、結果を分析しより効果的なものにしていくためにも異なるターゲティングで同時に配信する方法もおすすめです。具体的には年齢や性別など組み合わせをかえた状態で配信し、どの程度のクリック率があるのか、コンバージョン率があるのか指標を分析していきます。その分の予算が必要にはなりますが、思いがけないユーザー層からの反応の良さに気付くこともあります。設定が詳細だからいいとも限りません。どんなターゲットにするのが最も効果的なのかを分析してみると、必要な施策が見えてきます。

ターゲティングの注意点

Instagram広告のターゲティングには注意しなくてはいけないポイントもあります。

具体的に覚えておきたい2つのポイントについて解説したいと思います。

ターゲットを絞りすぎない

Instagram広告のターゲティングで、ターゲットを絞り込みすぎると広告効果を下げる原因となってしまうことも考えられます。より多くのユーザーに見てもらえなくなってしまい、潜在顧客を見逃してしまう可能性も出てきます。広告を配信できるユーザーが少なくなってしまいます。

例えば20代に絞って広告を出すよりも20代~40代と幅を持たせたほうがいいでしょう。明らかにターゲットからズレているのであれば、外しても問題はないと思います。

ただし、地域などの細かな部分で必要以上に細かく絞るのはおすすめできません。

予算を考慮する

Instagram広告はオークション方式で広告費が決まるといっても過言ではありません。具体的には1人の利用者に対して広告を届けるためにかかる単価は、配信する側が決めた予算から配信枠の競売が行われ決まる仕組みになっています。

ターゲティングに一致する利用者が少ない場合、入札競争が厳しくなってしまうことも考えられます。他社の競合がどのくらいいるのかによっても変わってきますが、状況によっては高くなってしまうことも覚えておきましょう。ターゲティングは複数用意しておき、詳細にしても問題ないかデーをもとに蓄積して改善していくことが大切です。

まとめ

Instagram広告のターゲティングは種類も多いからこそ、戸惑うこともあると思います。ターゲティングは絞りすぎても思うように効果が出なくなってしまいますが、ある程度配信するターゲットを明確に決めておかないと、届けたいユーザーに対しても届かなくなってしまうことがあります。ターゲティングの方法を正しく理解するのはもちろん、予算も含め自社にあったInstagram広告のターゲティングを実現できるようにしていきましょう。

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