Instagramのショッピング機能とは?メリット・デメリットと導入方法

Instagramショッピングの機能を使い、商品やサービスの購入に繋げたいと考えている人もいるのではないでしょうか。購買までダイレクトに移動できるため、ユーザーの導線を作りやすいのもInstagramショッピングの良さと言えるでしょう。Instagramショッピングとは何か?メリットやデメリット、使い方などわかりやすく解説していきたいと思います。Instagramショッピングを始めたいと考えている人は、是非参考にしてみてください。

Instagramの「ショッピング機能(ShopNow)」とは?

Instagramショッピングとは、投稿画面から簡単な購入画面に移動するための機能です。Instagramを見ているユーザーが、気になった商品やサービスがあるとき、タップするだけで購入画面に移動できます。他のサイトに移動することもありませんし、興味や関心が高まっているユーザーをスムーズに誘導することができるのです。Instagramショッピングを使うためには「商品タグ」を使うことで、ネットショップと連携されるようになります。

ただし、Instagramショッピングの機能は2022年から縮小傾向となっています。機能を完全になくすわけではないものの、完全になくなるわけではありません。また、プロフィール画面にあるショップを見る機能から、商品タグを一覧に表示することもできます。

Instagramのショッピング機能を活用するメリット

Instagramショッピング機能を活用することで、具体的にどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

無料で利用できる

Instagram広告は、無料で利用できるメリットもあります。一般的には商品やサービスを宣伝するためには、広告費などの必要経費がかかります。費用のコストを抑えつつ、販売促進したい人や、規模の小さなビジネスにとっても、大きなメリットと言えるでしょう。費用面で広告を出したいと思いつつも諦めていた人に取っても、Instagramショッピングは使いやすいと思います。

購入までの導線をスムーズにできる

ユーザーにとっても、Instagramで気になった商品があっても購入する導線ができていないと、後回しにしてしまいせっかくの購買チャンスを逃してしまうこともあります。ネットショップの購入率を伸ばす時は、その一歩前の段階にある商品ページのアクセス数を増やしていくことが大切です。実店舗でいえば、入店者数を増やすことでもあり、購入までの導線をより簡素化し購入しやすくなる点も、大きなメリットと言えるでしょう。

認知度の向上につながる

ネットショップを作っても、まずは認知度を高めていかないと意味がありません。Instagramは、潜在顧客の宝庫でもあり、オンラインで気軽に購入できることを知ってもらうきっかけにもなります。購入するか迷っていた人でも、InstagramなどのSNSで見つけて、実際に購入したと話す人も多いように、いかに認知度を高められるかどうかが、ネットビジネスにとっても重要です。

フィード広告にそのまま使用できる

Instagramショッピングは広告と認識されにくく、違和感なく受け入れてもらいやすい特徴も持っています。商品情報をより多くの人に知ってもらう目的があるため、広告に近い使い方ができると思います。ただ、有料広告ほどの効果が期待できるわけではないものの、広告っぽさがない分使いやすく感じるのではないでしょうか。

Instagramのショッピング機能を活用するデメリット

Instagramショッピング機能を使うことでたくさんのメリットがありますが、デメリットも存在します。具体的にはどんなデメリットがあるのか、詳しく説明します。

導入設定に手間と時間を要する

Instagramショッピングは無料で使える良さがあるものの、導入までの設定に手間がかかってしまいます。特に、SNS慣れしていない人にとっては、難しく感じることもあると思います。広告を使わずに投稿のみで宣伝していく場合、いかにフォロワーを増やせるかどうかもポイントです。認知拡大の手間や時間もかかるので、導入設定に手間や時間がかからないような工夫も必要です。

過度なPRは逆効果となる

Instagramショッピングでは、過度なPRは逆効果になってしまいます。あまりに、PRが多いと売り込まれているように感じてしまうこともあります。ビジネスアカウントではありますが、1番大切なことは、ユーザーがどう感じるかです。PRは適度に使いつつ、商品やサービスの魅力をアピールしていけるようにしましょう。客観的な目線でアドバイスをもらえるようにするとイメージしやすいと思います。


【5STEP】Instagramのショッピング機能の導入方法

Instagramショッピング機能を導入するうえで、覚えておきたい5つのステップを紹介します。

STEP1:利用要件を確認する

Instagramショッピング機能を使うときは、利用要件を満たしている必要があります。

具体的には、Instagramショッピングの概要ページもしくはヘルプセンターのコンテンツのなかに利用条件について詳しく記載されています。

  • FacebookおよびInstagramの​ポリシーに​準拠している
  • 商品の​販売を​予定している​ネットショップと​紐づいている
  • Instagramショッピングを​利用できる​国に​拠点が​ある
  • Instagramの​プロアカウントの​ほかに​Facebookの​アカウントと​ページの​信頼性を​示せる
  • 商品の​値段や​返金・返品ポリシーなど、​正確な​商品情報を​提供している

Instagramヘルプセンター)より引用

これらを満たしていないときは、アカウントの停止や機能を使えなくなります。

STEP2:Facebookページを作成する

Instagramショッピングを使ううえで、Facbeookページとのリンクが欠かせません。そのため、Facbeookのアカウントを持っていない人は、まずはページを作成するところから始めましょう。

必要な手順は以下の通りです。

1. Facbeookの設定を選択します

2. 次にInstagramを選択します

3. アカウントをリンクを選択します

4. Instagramアカウントのユーザーネームやパスワードを入力します

5. ログインが正常にできれば完了です

Facbeookの設定が完了したら、設定のなかにある「テンプレートとタブ」で「ショップ」のスイッチを切り替えます。

STEP3:Instagramアカウントをプロアカウントに切り替える

Instagramのアカウントをプロアカウント(ビジネスアカウント)に切り替えます。ビジネスアカウントは無料で使えますし、分析や解説に役立つインサイトデータを取得できるようになります。データをもとに、何を改善していけばいいのか見直すタイミングにもなるので、積極的に使っていきましょう。

具体的に確認できるデータは、投稿ごとのエンゲージメント数や年齢層、フォロワー数や性別の比率などを確認する事も出来ます。問い合わせ先も掲載できるようになるので、さまざまな機能を便利に使いこなせるようになります。

STEP4:コマースマネージャに販売商品を登録する

Facbeookのページの上部に「商品を販売」の表示があると思います。この部分をクリックすると「コマースマネージャ」に移動します。この部分で商品やサービスの登録をしていきます。例えば、商品情報を登録するのもそうですし、販売方法や決済方法なども含めて細かい設定を行うことが可能です。手動で登録することもできますし、数が多いときはCSVなどのファイルを使ってインポートすることもできます。連携設定ができますが、なかには使えないものもあるので確認してから行うのをおすすめします。

STEP5:ショッピング機能の申請を行う

Instagramショッピングの準備が終わったあとは、機能の申請を行うようにしましょう。審査の申請をして結果が出るまでに数日から1週間程度の時間がかかります。混雑していると時間がかかるので、すぐには結果がでない点は覚えておきましょう。ショッピング機能の申請の手順は以下の通りです。

1. まずは設定を選択します

2. 次にビジネスツールと管理を選択します

3. Instagramショッピングを設定するを選びます

4. 最後に連携させたいFacbeookのページを選んでURLを入力すると完了の流れになります。

Instagramショッピング機能を活用する際のポイント

【内容・方向性】Instagramショッピング機能でさらなる売上拡大を目指す企業がおさえておきたい3つのポイントを、それぞれ詳しく説明する。

Instagramショッピング機能を使い、企業として売上拡大を目指す上で覚えておきたいポイントについて、説明していきたいと思います。

Instagram内の決済システムを利用する

Instagram内の決済システムである「Shopify」を使う方法があります。ショッピング機能と連携させることで、公式サイトに遷移させずに、購入まで完結させることができるようになります。Instagramから移動するよりもスムーズに購入へと繋げやすくなります。Shopifyは、Eコマースプラットフォームでもあり、年々操作方法が簡単になっています。Instagramをビジネスアカウントもしくは、クリエイターアカウントに切り替える必要があり、連絡先情報を確認してリンクさせるFacebookのページを選択することで、設定が完了しShopifyを使えるようになります。

広告を配信してフォロワー以外のリーチも狙う

Instagramショッピング機能を使ううえで、広告を配信することも重要です。商品のタグ付けをしたフィード投稿を広告替わりとして使うこともできます。自社のアカウントをフォローしていないユーザーに対しても幅広く見てもらえるようになるので、商品やサービスを購入してもらいやすくなります。

広告用に素材を準備する必要もありませんし、リーチしつつ集客力を高めていきましょう。

ただし、広告として使うためには決められた要件があります。タイムラインに表示されているフィード広告のみであり、1枚の静止画しか使えません。また目的の選択範囲も限られており、ブランド認知度アップやリーチ、トラフィック、コンバーションから選択できます。

<h3>インサイト機能を活用して定期的にユーザー分析を行う

Instagramのショッピング機能を使うと、インサイトデータが取得できるようになります。マーケティングには欠かせないデータになり、インサイト機能についても、十分に理解しておかなくてはいけません。通常の投稿のインサイトとは違い、宣伝用のインサイトを用意します。投稿ごとのユーザーのリアクションを定期的に把握できるのはもちろん、どんな訴求がアクションに繋がるのかを確認する事も出来ます。必要なユーザー分析を行いやすくなる点は、インサイト機能においても重要な部分といえるでしょう。

Instagramのショッピング機能が突然使えなくなったときの対処法

Instagramショッピング機能が、突然使えなくなると焦ってしまう人もいると思います。いくつか原因が考えられるのですが、このような状況が起きている可能性が考えられます。

  • リンク先のECサイトで商品ページが出ていない
  • 商品のタグ付けが正常にできていない
  • ECサイトが独自ドメイン以外を使っている

などの問題が考えられます。独自ドメインを使っていないと一時的に問題なく登録できても、後々不具合が発生する可能性も考えられます。そのため、独自ドメインは取得しておくのをおすすめします。他にも、リンク先のECサイトがページを非表示にしている可能性もありますし、商品のタグ付けに何かしらの問題が起きていることも考えられます。また、非表示になっている商品が複数あると機能全体を制限してしまうこともあります。Instagramショッピングが使えなくなってしまったときは、まずはどこに原因があるのかをはっきりとさせたうえで使うようにしていきましょう。


まとめ

Instagramショッピングは広告としての機能もありますし、無料で利用できユーザーが商品やサービスを購入するまでの導線を作ることにも繋がります。まずは商品ページを多くの人に見てもらえるようにすることで、購入のきっかけを増やすことができます。ただし、フォロワー以外は対象外になってしまうので、広告としても使いつつ、集客に繋げていくようにしましょう。

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