Instagramで意識したいエンゲージメント率とは?計算方法や上げるためのポイント

Instagram運用初心者のなかには、エンゲージメント率を高めたいと考えている人もいるのではないでしょうか。Instagramではエンゲージメント率が重要といわれるものの、その理由がわかっていない人もいると思います。Instagramのエンゲージメント率を上げるためのポイントや目安について詳しく解説します。企業としてInstagram運用を本格的に行いたいと考えている担当者の方も必見です。

Instagramのエンゲージメント率とは

Instagramのエンゲージメント率とは、投稿に対してのユーザーの何かしらの反応のことをいいます。Instagram以外にも、FacebookやTwitterなどの他のSNSでも使われています。主に「いいね」「コメント」「保存」「シェア」などの行動のことをいいます。企業が投稿している内容が、ユーザーのニーズにマッチしているかどうかを確認するためにも、重視したい指標です。また、Instagramでエンゲージメント率を確認するためには「ビジネスアカウント」に切り替える必要があります。

Instagramのエンゲージメント率の計算や確認方法を紹介します。

Instagramのエンゲージメント率の計算方法

Instagramのエンゲージメント率の計算は以下の方法にて行います。

エンゲージメント÷インプレッション数やフォロワー数

エンゲージメントは、いいねやコメント、投稿の保存数などがエンゲージメント率を出すときに必要になります。ただし、いいねやコメントは同じユーザーが複数回行うこともできるので、それも含んだ合計数で数字を出していきます。÷数については、目的によっても適切な数を選ぶようにしましょう。

ただし、エンゲージメント数にはフォロワー以外の数も含まれてしまいます。

エンゲージメント数の確認方法

エンゲージメント率は、投稿に対して何かしらのユーザーの反応の割合であるのがわかってもらえたと思います。ユーザーの反応をどのように確認したらいいのか、以下の手順で進めるようにしてください。

1. まずはプロアカウントに切り替えます(設定→アカウント→プロアカウントに切り替える)

2. インサイトが使えるようになるので、プロフィール画面のオプションで確認します

3. 投稿にある投稿インサイトを開くと、必要な数字を確認できるようになります。

Instagramでエンゲージメント率はなぜ重要?

Instagramにおいて、エンゲージメント率は非常に重要な指標といえます。Instagramには、フィードや発見タブ、リールなどの機能において、それぞれの使い方に合わせた個別のアルゴリズムが使われています。Instagramの公式サイトでもあるように、フィードで重視するアクションは投稿に屋いして数秒間の時間を費やす、コメントする、いいねする、再シェアする、投稿者のプロフィール写真をタップするとしています。重要視されている理由についても紹介します。

投稿が表示されやすくなる

フィード投稿がフォロワーに表示されやすくなるのも理由の一つです。フォロー内のフィードに表示されるためには、いいねやシェア率が重要視されています。Instagramでは、自分がフォローしている人の投稿が、必ずしも新しい順番に表示されるものではありません。フィード投稿を上から見てみると、時系列ではないことがわかると思います。長時間閲覧されている投稿は、いいねやコメントもつきやすくInstagramのアルゴリズムで見ても、より上位に表示されやすくなります。他にもエンゲージメント率を高めることで発見タブにも表示されやすくなります。エンゲージメント率を高めることで、フォロワー以外のアカウントにも投稿を露出できるようになり、多くの人に見てもらえる機会を増やすことにも繋がります。

フォロワーの増加につながる

エンゲージメント率は発見タブの表示に影響しているため、フォロワー以外の人にも投稿を見てもらいやすくなります。発見タブのランク付けについても、Instagramの公式にて発表されているものがあります。具体的には「どれだけ多くの利用者が、どれだけ素早く投稿に「いいね」またはコメントしたか、あるいは投稿をシェアまたは保存したかなどがシグナルとなります」としています。これらのアクションがエンゲージメント率にも影響するからこそ、発見タブが重要であるのがわかると思います。

ユーザーの需要を把握できる

エンゲージメント率がわかると、ユーザーの反応からニーズを把握することにも繋がります。エンゲージメント率が高いということは、それだけ多くのユーザーが見てくれていることになりますし、興味・関心を示した証拠ともいえます。企業にとってはよかれと思って投稿していても、反応がないユーザーから興味を持ってもらっていないケースも珍しくありません。いかに、ユーザーニーズを理解するかどうかは、重要な指標として考えるようにしておきましょう。

Instagramのエンゲージメント率を上げるためのポイント

エンゲージメント率を上げるためには、どのようなポイントを意識したらいいのでしょうか。

エンゲージメント率を上げるための方法について詳しく解説していきます。

ペルソナを設定する

ペルソナを設定する方法もおすすめです。ユーザーから反応の多い投稿を作るためにも、いかに興味・関心を持ってもらえるかどうか、内容を把握する必要が出てきます。投稿をするときにどんな悩みを持っているフォロワーを増やしたいのか、どんなアクションを起こして欲しいのかを理解し明確にする必要がありますペルソナを設定していないと、目的が明確になっていないため何を目指している投稿かどうかを判断できなくなってしまいます。すでにフォロワーの数が100人を超えている場合は、インサイトが使えるのでフォロワー分析ができるため、積極的に活用するようにしておきましょう。アクティブユーザーの多い時間を把握することもできるからこそ、ペルソナは重要です。

一貫した投稿をする

Instagramのエンゲージメント率を意識するのであれば、一貫した投稿を行うことも大切です。発信する内容に一貫性がないままだと、フォロワーにとっても興味・関心に差が出てしまうこともあり、エンゲージメント率の低下の原因となってしまうこともあります。投稿によっても興味があるものと、興味がないものの差が大きくなってしまうので、フォロワーを解除されてしまう可能性も出てきます。一貫した投稿を行うことで、企業や商品・サービスのイメージを定着させることにも繋がります。エンゲージメント率の低下にならないように、目的を明確にして一貫した投稿を行うように意識してみてください。

投稿頻度を意識する

Instagramの投稿は定期的に行うことが大切です。投稿の頻度が多いとエンゲージメント率に直結するとはいえないものの、あまりに投稿数が少ないと企業としての印象が薄くなってしまいますし、そこまで力を入れていない印象を持たれてしまいます。多ければ多いほどいいわけではないものの3日に1回くらいのペースで投稿するようにしておくのをおすすめします。コミュニケーションを取る機会にもなりますし、ユーザーにとっても積極的に運用していることが伝わります。ただ、効果測定をしっかりと行わないとエンゲージメント率の低い投稿を繰り返しているだけになってしまいます。フォロワーの離脱を防ぐためにも、投稿頻度を意識するようにしておきましょう。

ハッシュタグを活用する

エンゲージメント率を意識するためには、ハッシュタグを積極的に活用するのをおすすめします。ただし、投稿と関係のないハッシュタグをつけてもコンテンツに対しての印象が悪くなってしまうことも考えられます。検索した内容と関連性の低いコンテンツが表示されたとしても、見る人のほうが少ないと思います。ハッシュタグ検索では、1度でも表示されたら1回のインプレッションとしてカウントされます。コンテンツとの関連性の高いハッシュタグを選ぶようにしてエンゲージメント率を高められるようにしましょう。結果としてフォロワーの増加にも繋がってくるからこそ、重要な部分として覚えておくことが大切です。

ユーザーとコミュニケーションを取る

エンゲージメント率を高めるためには、ユーザーとコミュニケーションを取ることが大切です。エンゲージメント率が低いアカウントのなかには、適切なコミュニケーションが取れていない可能性も考えられます。ユーザーのコメントに返信をしていないなど、雑な対応をしていることでアカウントへの関心度が低下してしまっている可能性も考えられます。

ユーザーとのコミュニケーションの機会を増やす努力をするのはもちろん、積み重ねていくことでフォロワーからのエンゲージメント率を高めることにもなります。返信だけに限らず、DMを送ってもらったりアンケートや質問できる機会を増やすだけでも、コミュニケーションが自然とできるようになります。

キャンペーンを実施する

エンゲージメント率を高めるためには、キャンペーンを実施するのも一つの方法です。例えば、インスタライブを使ったキャンペーンやインフルエンサーとのコラボ企画を作るなど、アクティブユーザーをアカウントに誘致する方法もあります。積極的に取り入れるべき方法ではないものの、エンゲージメント率を高めるためには必要になることもあります。他にもフォローキャンペーンを実施するのもおすすめです。

誰でも無料で気軽に参加できることもあり、ハードルが低く企業にとっても短期でフォロワーを増やしやすい理由もあります。他にも「いいね」「ハッシュタグ」などのキャンペーンも積極的に行うのをおすすめします。キャンペーンでも誰でも参加できるのは、重要なポイントになります。

タイアップ投稿を活用する

インフルエンサーのタイアップを行うのもエンゲージメント率を高めるための方法です。Instagramの投稿で「新商品を使ってみた」という商品紹介をしているものを見たことがある人もいると思います。企業のイメージと一致しているユーザーとの関連性の高いインフルエンサーとタイアップすることで、より効果を高めることにも繋がります。ただし、タイアップはステルスマーケティングに該当してしまうこともあるので、広告やPRなどの誰が見ても企業と協賛していることがわかるような表示の工夫も必要です。プロモーションであることを隠しているような投稿になると、トラブルの原因になるので注意しましょう。インフルエンサーとのタイアップの方法はしっかりと確認して行うようにしましょう。

運用代行を利用する

Instagramのエンゲージメント率を高めるためには、運用代行を使う方法もあります。エンゲージメント率を高くしたいと無理な施策を行ってしまい、リーチ数が減少してしまう炎上やアカウントの停止の原因となってしまうこともあります。過剰なキャンペーンを行っても、ユーザーにとって飽きられてしまうリスクも考えられます。過度なキャンペーンを行うのが正解とは限りません。できるだけリスクを回避したいのであれば、運用代行を利用するのも一つの方法です。適切なアプローチ方法や、違反になるような表現はないかを知っているからこそ、適切な運用が出来るようになります。

エンゲージメント率の目安は?

エンゲージメント率の目安については、業界による差も出てくるため一概にいえるものではありません。前述で紹介したエンゲージメント率の計算方法を見てもわかるように、フォロワーの数が増えれば、エンゲージメント率が下がってしまいます。他のSNSと比較してもエンゲージメント率が高いのもInstagramの特徴といえます。高いエンゲージメント率を無理に獲得しようとするのではなく、1%前後の数字を取れていれば良好と考えておいてもいいと思います。もし、アカウントがこの数字を大きく下回っているとしても悩むことはありません。改善する必要はあるとは思いますが、無理な方法でエンゲージメント率を高めるよりも、今後どのように変化していくのかに注目するようにしてください。エンゲージメント率はあくまでも目安であると考え、参考程度にとらえるようにしておくのをおすすめします。

まとめ

Instagramのエンゲージメント率は、ユーザーを把握し投稿が表示されやすくなったり、フォロワーを増やせることを考えると、重要な指標であるのがわかると思います。ただ、無理な施策を行うよりもユーザーのことを一番に考え、投稿に一貫性を持たせたりコミュニケーションを取る機会を増やすなどの工夫を行うことも大切です。エンゲージメント率を高めることも重要ですが、自分たちでは難しいときは運用代行を使いながら行うことをおすすめします。

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