ジム経営者のなかには、MEO対策をしてみたいと思いつつも何をすれば良いのか分かっていない人もいるのではないでしょうか。ひと言にジムといってもフィットネスジム(スポーツジム)やパーソナルトレーニングジムなどさまざまな形態があります。
ジムの数が多い地域になると、集客方法について悩むこともあるのではないでしょうか。ジム経営者でMEO対策をしたいと思っているものの何をすれば良いのか分かっていない人向けに、詳しく解説していきたいと思います。
目次
1.スポーツジム・パーソナルトレーニングジムにおけるMEO対策の重要性
スポーツジム・パーソナルトレーニングジムにMEO対策が必要なのかどうか迷っている人もいると思います。近頃は、Googleマップの利用者が増加傾向にあります。実店舗を持ち地域密着型ビジネスであるスポーツジム・パーソナルトレーニングジムとの相性が良いことでも知られています。ジムに通うユーザーの多くは、最寄り駅など通いやすい範囲でジムを探しています。主に「地域名」「ジム」でのキーワードで検索することもわかっています。MEO対策の結果は、SEO対策よりも上部に表示される仕組みです。
SEO対策で上位に表示させようとすれば、一般的にはGoogleの検索結果で全国を網羅している大手ジムのほうが上位に表示されやすくなります。それ以上に上位に表示させようとすれば広告費の金額も膨大になってしまいます。かけられる予算も限られているからこそ、低コストで上位表示を目指せるのがMEO対策が重要だと言われている理由でもあるのです。
2.スポーツジム・パーソナルトレーニングジムにおけるMEO施策一覧
スポーツジム・パーソナルトレーニングジムでは、具体的にどのようなMEO施策を行う必要があるのでしょうか。ジャンルによっても必要なMEO試作の内容は変わってきます。
必要となる施策について、それぞれ詳しく説明していきたいと思います。
2-1(1)対策キーワードの選定
MEO対策で最初に行うのが、対策キーワードの選定です。「地域名」+「ジム」や「駅名」+「パーソナルトレーニング」のように、地域名と一緒に施策を行うのが一般的です。駅チカのジムを選ぶ人も多く、特定の駅から徒歩圏内でアクセスしやすいのは、大きなアピールポイントにもなります。自宅や勤務先の最寄り駅にあり、アクセスしやすい範囲でジムを探す人も多くなります。ユーザーがどんな検索をするのか、ジムのタイプによっても適切なキーワードを選定する必要が出てきます。キーワードは、施策を行ううえでの指針となるものなので、十分に時間をかけ選定するようにしましょう。
2-2(2)ビジネスプロフィールの登録・各種情報の入力
Googleビジネスプロフィールの情報を充実させるのも一つの方法です。登録出来る部分は空白のままにせず、情報を充実させるようにしましょう。すべての情報が正確に表示されているのかを確認するようにしてください。スポーツジム・パーソナルトレーニングの場合、住所はもちろん営業時間や定休日の情報は重要です。また、興味を持ってくれたユーザーに対して来店を促すために、問い合わせの電話番号や、体験・見学の予約ができるURLを入れておくようにしてください。
また、サービス欄にサービスの項目について詳細を入力することも可能です。例えば、短期集中プランやコンディショニング、月額コースなど他店との差別化も含め詳細に入力しておくようにしましょう。
2-3(3)定期的な投稿
より多くの人に見てもらえるように、Googleビジネスプロフィールの投稿機能を使い最新情報を発信できるようにしておきましょう。ジムのなかの雰囲気やキャンペーンなど最新情報を発信する場としても使えます。お知らせをこまめに投稿することで、人気のあるジムなのをアピールできます。また、パーソナルトレーニングジムの場合、トレーナー情報や、トレーニングのビフォーアフターを投稿すると、よりイメージしやすくなると思います。どうしたら問い合わせを促進できるのかを考えるようにしましょう。投稿するときの写真は、画質に注意し伝わりやすいものを選びましょう。
2-4(4)口コミの収集・返信
口コミの多いスポーツジム・パーソナルトレーニングは、人気があり利用者の多さをアピールできます。口コミを見てから来店するかどうかを決めるユーザーも多く、良い口コミは行動を促すことにも繋がります。高評価の口コミばかりに目を向けるのではなく、悪い口コミに対しても真摯に向き合い返信するようにしておきましょう。悪い口コミはお客様からの貴重な意見でもあります。丁寧な対応を伝えることで、イメージを上げることにも繋がります。また、口コミの自作自演はGoogleのペナルティになる可能性があるため、絶対にしないようにしてください。
2-5(5)サイテーションの拡充
MEO対策では、サイテーションの拡充も検索順位に大きな影響を与えるといわれています。サイテーションとは「引用「言及」を意味する言葉になり、テーマについてオンライン上でどの程度語られているのかどうかを示したものになります。被リンクやa要素はサイテーションの対象外となります。検索順位に大きな影響を与えるものとしても知られています。主に、ブランド名・住所や電話番号・テキストURLの要素が引用・言及されたときに、サイテーションと認識されるようになります。
サイテーションを獲得するためには、サイト情報の紐づけが欠かせません。
3.スポーツジム・パーソナルトレーニングジムのMEO対策で成果を上げるポイント
スポーツジム・パーソナルトレーニングジムのMEO対策で成果を上げるポイントを紹介します。
ただ施策を行うだけでなく、ポイントをしっかりと抑えて施策を行うことも重要になります。
3-1.Googleビジネスプロフィールのガイドラインを順守する
MEO対策で効果を高めるためには、Googleのビジネスプロフィールのガイドラインを遵守しましょう。違反行為をしてしまうと、アカウントの停止や削除などペナルティを受けてしまう可能性も出てきます。例えば、キーワードと全く違うジャンルのビジネスを登録している、口コミの自作自演、不適切なコンテンツなど知らないうちにガイドライン違反になっていることも少なくありません。Googleビジネスプロフィールのガイドラインを守りつつ、施策を行うようにしておきましょう。
3-2.運用を継続する
Googleビジネスプロフィールに登録したものの、そのまま放置してしまう人もいます。更新しない情報はGoogleからの評価を損ねる原因になってしまうことも考えられます。ジムの運営もあるので、毎日更新するのは難しいかもしれません。それでも、3日に1回程度は更新するようにして運用を継続して行うようにしていきましょう。投稿だけでなく、口コミに返信する、プロフィールを更新することも継続的な運用として見てもらえるようになるので工夫しつつ運用するようにしてください。
3-3.自信がなければプロに運用を委託する
MEO対策について自信が持てないときは、専門業者に運用を委託する方法もあります。Googleはユーザーからの評価を大切にしており、質を重視しています。施策の内容はもちろん、GoogleのガイドLINEに沿った施策でないと、どんなに実施しても効果が出なくなってしまいます。施策の実行に自信がないときは、必ずプロに依頼することで、成果を上げやすくなります。
まとめ
スポーツジム・パーソナルトレーニングジムとMEO対策の相性はいいからこそ、できる施策を継続的に行うようにしていきましょう。Googleガイドラインを守りつつ、口コミの返信やプロフィール情報の統一などできる施策を中心に行います。MEOの必要性はわかっていてもうまくできないときは、専門業者に依頼しつつ、無理のない運用で集客に繋げていくようにしましょう。