MEO対策を始めるうえで、Googleのペナルティについても把握しておかなくてはいけません。せっかく上位に表示されたと思っても、知らずにペナルティになってしまうとGoogleのアカウントが使えなくなってしまう可能性もあります。MEO対策にはどんなペナルティが考えられるのか、具体的な違反行為をまとめて紹介します。もし、ペナルティを受けてしまったときの対処法も含め覚えておきましょう。
目次
1. MEO対策にもペナルティリスクはある?
Googleビジネスプロフィールを使っているMEO対策も、Googleからペナルティを受けるリスクは十分に考えられます。Googleが提供している各種サービスは、それぞれに細かなガイドラインが設定されています。利用者は、その規約に沿った運用が求められています。そのため、MEO対策を行ったときに考えられるペナルティは、Googleビジネスプロフィールのガイドラインに違反しているとみなされた場合です。
2. Googleビジネスプロフィールのガイドラインとは
Googleビジネスプロフィールのガイドラインは、登録するうえで守るべきルールのようなものです。管理者のみに限らず、一般的なユーザーがGoogleビジネスプロフィールを利用するときにも必要なガイドラインとなります。
Googleはガイドラインの内容を守って運用することを求めています。ビジネス説明の内容を意図的に悪用する、誤解を招くような記載、ビジネスと関連性のない情報の記載などさまざまです。
2-1. MEO対策でペナルティを受けた場合はどうなる?
MEO対策でペナルティを受けると、Googleビジネスプロフィールの違反行為を行ったことになります。
ペナルティを受けた場合、以下のような問題が起きてしまうことも考えられます。
・Googleビジネスプロフィール登録の審査落ち(まだ登録が済んでいない・審査段階の場合)
・Googleビジネスプロフィールの停止
・Googleアカウント自体の無効化(重度のペナルティの場合)
などのペナルティが考えられます。
一度でも、Googleビジネスプロフィールが停止になると、表示されないだけでなく今までの情報が完全に消えてしまいます。また、重度のペナルティになると、Googleのアカウントが使えなくなることがあります。Googleビジネスプロフィールだけでなくgmailも使えなくなってしまい、ビジネスにとっても大きな損害になってしまうことがあります。
もう一度Googleサービスを使うときは、新規でアカウントを取得する必要が出てきます。どんな原因でペナルティになったのかにもよりますが、早めに解消してください。
また、ペナルティになったときは、Googleからメール通知が届きますので見逃さないようにしましょう。
3. 【MEO対策】ペナルティ対象となりやすい具体的な違反行為
Googleのペナルティ対象になるのはどんな行為なのか、具体的に紹介します。
3-1. 誤ったビジネス名の記載
ビジネス名は、店舗名もしくは施設名のことをいいます。
お店の名前をそのまま登録するのであれば問題ないのですが、対策したいキーワードをビジネス名に入れ込むと、ペナルティの対象になってしまうことがあります。
例えば、飲食店の名前で「飲み放題」「歌い放題」「格安」「地域で一番」などのビジネス名とは関係ない文言を入れないようにしましょう。美容室では「ヘナカラー」「髪質改善」「芸能人御用達」など他店とのアピールのために強みを入力するとペナルティになる可能性が考えられます。
3-2. 低品質かつ関連性の低いビジネス説明欄の記載
Googleのペナルティになるビジネス説明欄の記載として、誤解を招くような情報には注意しましょう。「絶対に」「100%」「効果抜群」などの過大評価になる文言はペナルティになる可能性があります。確かにインパクトはありますが、ユーザーが誤解してしまう可能性も考えられます。
また、説明欄が読みにくく同じような文言を繰り返しているだけになっていると低品質だと認識されてしまうこともあります。記載した内容がガイドラインに違反していないか、確認するようにしましょう。
3-3. ユーザーを不快にする不適切なコンテンツの掲載
ユーザーによって、不快に思うようなコンテンツを掲載することもペナルティの対象になります。例えば読んでいて、暴力的な言葉や誹謗中傷などのハラスメント的なものや、セクハラ・アダルト表現に該当するコンテンツは掲載しないように注意しましょう。
読む人によっては不快に感じるような内容も控えるのをおすすめします。また、内容によってはアカウントの停止になってしまうこともあるので、不適切なコンテンツにならないように注意しましょう。
3-4. 特典・キャンペーン情報や過度な広告の記載
Googleビジネスプロフィールでは、特典・キャンペーン情報や過度な広告を記載することもペナルティの対象になります。載せたあとに情報が更新されないことが多く、虚偽の情報を載せてしまうリスクもあります。
そのため、ユーザーに誤解を招く原因になってしまうことから、特典・キャンペーン情報を記載することを禁止しています。例えば「今だけ半額」「数量限定」「一部商品割引」などの文言は載せないようにしないと、ペナルティの対象になってしまう可能性があります。
3-5. 虚偽または特典を引き換えにした口コミの投稿
Googleビジネスプロフィールでは、虚偽や特典を引き換えに行う口コミ投稿を禁止しています。例えば、口コミが集まらないからと自作自演による口コミはもちろん、口コミを書いたら割引やデザートプレゼントなどのサービスと引き換えに、口コミを書いてもらうように促すのはペナルティの対象になります。
閲覧しているユーザーから通報される可能性もありますし、不自然な口コミばかりが集まってしまうことも考えられるので、くれぐれも注意してください。
4. 万が一ペナルティを受けてしまったときの対処法
意図せず、Googleのペナルティを受けてしまうことも考えられます。
Googleビジネスプロフィールで何かしらの違反行為がありペナルティになる場合は、メールにて通知が届きます。メールを確認したあとに、どうしてペナルティになっているのか、その要因を特定する必要があります。
また、Googleに問い合わせをしても何が原因になっているのかは教えてくれません。ペナルティになっている可能性が考えられる場所を探して、修正作業を行ったあとにGoogleに回復のリクエストを送ります。
また、重度のペナルティになるとGoogleアカウントが消失してしまっている可能性もあります。この場合は、Googleのヘルプページのなかから、アカウントの復元リクエストを送信します。
サポートチームにて問い合わせをしたあとGoogleで再審査を行うことになるので、結果が出るのを待つ必要があります。再審査にかかる時間は、目安として2週間程度と長くなります。その期間はアカウント情報が掲載されなくなるので、ビジネスにとっても大きな損害になります。
ペナルティになってしまっているときは、迅速に対応しアカウントを公開できるようにしましょう。
まとめ
MEO対策でペナルティを受けるということは、Googleビジネスプロフィールで何かしらのガイドラインに違反しているということです。意図せずペナルティを受けてしまったときは早めに対応し、長期化しないように気を付けましょう。また、ガイドラインをしっかりと読み込み、できるだけペナルティにならないように注意しましょう。