MEO対策にはキーワード選びが重要だと聞き、どのように選定したらいいのか迷っている人もいるのではないでしょうか。基本的な組み合わせは「地域名+業種名」になると聞いたものの、どの地域にするのかは周囲の環境によっても変わってきます。
キーワード選定のポイントや活用できるツールについて、詳しく説明していきたいと思います。
目次
1. MEO対策におけるキーワード設定の重要性
MEO対策を行ううえで、キーワード設定がとても重要になります。お店を探すためにGoogleマップやGoogle検索を使っているユーザーの多くは、キーワード検索を使っています。そのため、適切なキーワードを選ぶことでターゲットユーザーを絞り込み、関連性を高めることにもなります。
ユーザーにとっても、設定したキーワードが表示されることで視覚的にもアピールできますし、来店の機会を増やすことにも繋がります。
また、MEO対策では、キーワードと一致している内容に対しては太字で表示される特徴もあります。他にもローカルパックに入っていると、検索結果として最上部（リスティング広告を除く）に表示されるようになるなどより見つけやすくなる点も忘れてはいけません。
具体的にどのようなユーザーに、Googleビジネスプロフィールを見てほしいのかを指定して、獲得することにも繋げられます。この仕組みが、集客数を伸ばすポイントにもなります。
2. MEO対策キーワードは「地域名+業種名」が基本！
MEO対策におけるキーワード設定は「地域名+業種名」の組み合わせが基本です。例えば、業種だけで検索上位に表示させようとしても、競合他社も多くなりますし表示されたとしても来店に繋がるとは限りません。
検索している人の多くが、今いる場所からアクセスしやすいお店や、近々来店したいと思えるお店を探しています。そのため「地域名+業種名」で複合キーワードを設定することで、ピンポイントでターゲットにアピールすることにも繋がります。
設定する地域は、お店の場所から狭すぎても、広すぎないように注意しましょう。例えば「東京 居酒屋」では多くのお店がヒットしてしまい上位に表示されにくくなります。
逆に、「渋谷 桜丘 居酒屋 安い」と範囲を狭くしてしまうとヒットするお店も少なくなります。「渋谷 居酒屋」のようにちょうどいいバランスのものを選びましょう。
3. MEO対策におけるキーワードの選定ポイント4選
ＭＥＯ対策においてキーワード選定のポイントを4選紹介します。
3-1. 競合性の低い「スモール～ミドル」のキーワードを選ぶ
MEO対策でキーワードを選ぶ時は、競合性の低いスモールワードからミドルワードを選ぶようにしましょう。これは検索ボリュームの度合いによって決まるものになります。
・検索数は多いが競合も多い「ビッグキーワード」
・まんなかくらいの検索数を「ミドルワード」
・検索数の少ないものを「スモールワード」
に分類されるようになります。
今から、ビックキーワードを狙っても大手が対策済みなケースが多く、上位に表示される可能性が低くなります。検索数が少なすぎると思うように集まらないので、適度なキーワードを選ぶようにしてください。
3-2. ビジネスカテゴリに関連するキーワードを選ぶ
Googleビジネスプロフィールのビジネスカテゴリに関連するキーワードを選定するのもポイントです。これはMEO対策における、ユーザーが検索したキーワードとビジネスカテゴリがどれだけ一致しているのかを、検索順位を決めるうえでの評価基準としているためです。
ビジネスカテゴリに関連していて実際に検索してくれそうなキーワードを意識しつつ選ぶようにしてください。全く関係ないカテゴリにしてしまうと、対策をしても効果が出にくくなってしまいます。
設定するときのポイントとして、メインに「居酒屋」サブに「焼き鳥」としている人は、「渋谷駅 居酒屋 焼き鳥」のようなキーワードを設定するのをおすすめします。
3-3. インサイト機能の「表示につながった検索語句」からキーワードを選ぶ
測定ツールであるインサイトを使い「表示につながった検索語句」のなかで、設定するキーワードを選ぶ方法もあります。ユーザーがどのようなキーワードを使ってビジネスを見つけているのか、検索クエリを知るためにも重要なデータになります。
どのようなキーワードが自社との関連性が高いのか、コンセプトに一致しているのかを知る機会にもなります。表示につながった検索語句を確認してみて、キーワードの選定にもいかしていくようにしましょう。
3-4. 広告のクリック単価が高いキーワードを選ぶ
MEO対策のキーワードを選ぶ時は、広告のクリック単価の高いキーワードを選ぶようにしましょう。広告費が高いということは、それだけ集客効果の高いキーワードであることが分かると思います。需要が高いからこそ、単価も高く設定されています。
特に、MEO対策は同じキーワードの場合、クリックのたびに費用がかかるわけではありません。そのため、余計な広告費がかかってしまう心配もなくなります。広告のクリック単価が高いキーワードを選び、予算も含めて検討するようにしておきましょう。比較的デメリットも少なく上位表示ができる良さもあります。
4. MEO対策のキーワード設定時に役立つ無料ツール3選
MEO対策のキーワードを設定するときは、ツールを使う方法もおすすめです。
無料ツールでもMEO対策ができるからこそ、それぞれの特徴を踏まえつつ選ぶようにしておきましょう。
4-1. Googleキーワードプランナー
Googleが提供している無料ツールになり、Google広告に登録すると利用できます。指定したキーワードの検索ボリューム（月間平均）や、競合性を確認できるようになります。信用性も高いものになりますし、Googleの評価も重要だからこそ、積極的に活用したいツールといえるでしょう。
4-2. Ubersuggest
アメリカのツールになりますが、関連性の高いキーワードを確認できるのはもちろん、検索数の推移を予測したうえで広告費まで出してくれます。施策の難易度についても確認できるので、上位表示できるかどうかを調べたいときにも最適です。よく検索されるサジェストワードも調べられます。
4-3. ラッコキーワード
ラッコキーワードは、無料で使えて多機能なツールです。具体的なキーワードを種類豊富に提案してくれるので、選ぶ時の参考になります。メインキーワードだけでなく、関連性の高いキーワードも検索できます。Google以外のキーワードを調べたいときにも活躍してくれる無料ツールです。
まとめ
MEO対策の効果を高めるためにも、キーワードの選定は欠かせません。Googleの評価を高めて検索順上位に表示させる必要があります。
ビックワードではなくスモールワードやミドルワードを狙いつつ、ビジネスカテゴリとの関連性も含め考えるようにしていきましょう。また、キーワード選定に迷ったときは無料ツールを積極的に使うのをおすすめします。
