MEO対策におけるクリック率とは?測定可能なデータも徹底解説!

MEO対策を行ううえで「クリック率」の確認方法がわからず、探している人もいるかもしれません。

同じようなWEB施策のSEO対策にはクリック率があります。MEO対策で調べる方法はないのか、またMEO対策で使われるインサイトとは何か?これも含めて説明したいと思います。

適切な方法でMEO対策を実施したいと考えている店舗運営者は、参考にしてみてください。

1. MEO対策におけるクリック率とは

そもそもクリック率とは、「Click Through Rate」の頭文字をとったもので略して「CTR」と呼ばれています。日本語では”クリックスルー率”と呼ばれることもあります。

一般的には、広告表示回数に対して、どの程度クリックされたのかその割合を示したものです。広告運用の分野でもよく使われているものになり、キーワードや検索媒体、地域や広告(テキストや位置)などによっても異なります。

どのようなビジネスやサービスなのかによっても、クリック率の差が出てきます。

MEO対策におけるクリック率は、Googleで検索したときに上部に表示された上位3つの枠をどの程度クリックしたのか、その割合を示したものです。MEO対策で上位に表示されると、SEOよりも上部に表示されます。地図と一緒に表示されるのもあり、ユーザーに対して視覚的にもアピールできます。

また、SEOのクリック率は、1位のサイトで21%程度だといわれているため、MEO対策はより高いクリック率が期待できるのでは?といわれています。

ただし、Googleで検索して表示されたからといって、必ずしもクリックするとは限りません。Googleマップの上位3つをクリックするのは「今すぐ行きたいお店を探している」「直近で行けるお店を探している」人のみです。表示されたからといって必ずクリックするものではありません。

そのため、実際に店舗情報をクリックする人は限られています。SEO対策よりも上位表示されているとはいえ、必ずしもクリック率が高まるとは限りません。

1-1. SEO対策におけるクリック率

検索結果の順位平均クリック率(CTR)
1位13.94%
2位7.52%
3位4.68%
4位3.91%
(出典:seo Clarity「CTR Research Study」/https://www.seoclarity.net/mobile-desktop-ctr-study-11302/

クリック率は業界・分野によっても大きく異なるものの、上位のクリック率は年々低下しているといわれています。これは、MEO対策で店舗の露出度が高まっていることも、少なからず関係しているといわれます。

前述にも記載したように、上位表示されても店舗情報をクリックするユーザーは限定されているため、クリック率は3〜10%程度だといわれています。

2. 【注意】MEO対策ではクリック率を確認できない

SEO対策におけるクリック率は、上位1位でも13.94%程度だと説明した通りそこまで高い数字ではありません。同じWEB施策ではありますが、MEO対策におけるクリック率は公表されていません。

MEO対策でGoogleビジネスプロフィールに登録し管理することになりますが、正確なクリック数やクリック率を算出することはできません。なかには、クリック率を確認できないのにMEO対策の効果があるのか、疑わしく思う人もいるかもしれません。

MEO対策で施策の効果を知りたいときは、インサイトを使いユーザーのアクションからボタンをクリックしている人がどの程度いるのか確認できます。そのため、施策の効果が出ているかどうかを調べることができます。

3. Googleビジネスプロフィールの「インサイト」で確認できるデータ

Googleビジネスプロフィールでクリック率はわからないものの、ユーザーがどのような動線で行動しているのか、詳細に確認できます。MEO対策は、クリック率にこだわらずにインサイトを使って確認できるデータを元に施策を行うのをおすすめします。具体的に確認できるデータごとに紹介します。

3-1. 検索方法と検索語句

インサイトでは、どのように検索しているのかを確認できます。

例えば、店舗名や住所・電話番号などの「直接検索」なのか、目的のみが決まっている「間接検索」、店舗名やブランド名の「ブランド名検索」なのかによっても変わります。

なかでもクリック率を重視するべきなのは、間接検索です。また、実際に検索した語句(キーワード)はどんなものが多いのか、一覧で確認する機能もあります。検索語句は、当日、1週間・1ヵ月はもちろん、四半期まで遡って確認できます。

3-2. 店舗情報を閲覧したあとの行動履歴

ユーザーの行動のことをインタラクションといいます。

キーワードを検索し店舗情報を閲覧したあとに実際にどんな行動をしたのか、履歴を確認する方法です。実際に電話をかけたのか、メッセージを送信したのかアクションをグラフにて確認できます。

最大6ヵ月まで確認できるので行動履歴を確認する事で改善点が見えてくると思います。

3-3. ユーザーのルート検索数

Googleマップからルート検索したユーザー数が確認できます。検索を途中で中断した人や、スパムによって計測されたデータは検索数の対象外になるように設計されています。

ただし、同一アカウントでログインするデバイスを変更したとしてもカウントの対象になってしまいます。そのため、正確なデータとはいえないかもしれません。

3-4. メニュー・写真を閲覧したユーザー数

インサイトを使うと、メニューや写真を閲覧したユーザー数を確認する事ができます。定期的にデータを確認しつつ、回数の多い写真と少ない写真を分類分けする方法もあります。

閲覧数が多い写真は、より見やすい位置に移動してもいいと思います。メニューの閲覧数をもとにして定期的に更新、内容も最新のものになるように変えていきましょう。

3-5. 電話の着信件数・履歴

インサイトでは、電話やメールにて連絡があったときの日付や回数を確認する事ができます。電話にはユーザーからのたくさんの情報が含まれています。一度逃してしまうと、次にかかってくる保証はありません。

連絡が来やすい曜日や時間を確認して、できる限り早く対応できるようにしておきましょう。メールも返信対応は24時間以内に行うようにしてください。

3-6. Webサイトのクリック数

インサイトでは、GoogleビジネスプロフィールからWEBサイトへのクリック数もグラフにて確認できます。そのため、Googleビジネスプロフィールに自社サイトのURLを設定しておけば、Google検索でウェブサイトに移動するための動線を作ることにも繋がります。

WEBサイトにどの程度の人が来ているのか、クリック数が下がっていないか、確認するようにしましょう。

まとめ

MEO対策では、SEO対策のようなクリック数を確認する事はできません。

ただし、インサイトを使えば、ユーザーのアクションを確認しつつ施策の見直しがしやすくなります。行動データをもとにユーザーがどうやってお店と接触したのか、問い合わせ方法などもわかります。

また、掲載する情報は常に正確に設定するようにしておきましょう。

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